簡単にできる庭のウッドデッキ作り

庭にウッドデッキを作ると、自然な雰囲気の中でくつろげるスペースが増えて、家全体の印象もグッと良くなります。しかし、「ウッドデッキを作りたいけど、難しそう…」と思っている方も多いのではないでしょうか。実は、少しの知識と適切な道具があれば、意外にも簡単にウッドデッキを作ることができます。

今回は、庭にウッドデッキを作るための基本的な作り方、必要な道具や材料、そして手入れ方法までを紹介します。自分の手で作り上げたウッドデッキで、毎日の暮らしがもっと豊かになること間違いなしです。

ウッドデッキ作りに必要な道具と材料

必要な道具

ウッドデッキを作るためには、以下の道具が基本的に必要です。初めての方でも使いやすい道具を中心に選んでいます。

  • メジャー:デッキのサイズを正確に測るために必須です。
  • レベル:水平をしっかりと確認するために使います。
  • のこぎり:木材をカットするために必要です。電動のこぎりを使うと効率が良いでしょう。
  • ドライバー(またはインパクトドライバー):木材をしっかりと固定するためにビスを打つために使います。
  • トンボ:直線を引くための道具で、材料をまっすぐに切るために役立ちます。
  • ハンマー:釘を打つのに使います。ビスを使う場合はハンマーはあまり使いませんが、軽い作業に便利です。

必要な材料

材料は、ウッドデッキを作るサイズやデザインによって多少異なりますが、一般的に以下の材料が必要です。

  • 木材(デッキ材):メインとなる部分です。ウッドデッキに使う木材は、耐久性が高い「杉」「ヒノキ」や「圧縮処理を施した木材」などを選ぶと良いです。耐久性が高いと、長く使えるのでおすすめです。
  • 支持材(根太):デッキの床を支える役割を果たします。角材や木材を使用します。
  • ビスや釘:木材同士をしっかりと固定するために使います。ステンレス製のものを選ぶと、錆びにくくなります。
  • 防腐剤:木材の劣化を防ぎ、長持ちさせるために塗布します。
  • 防水シート:デッキの下に敷いて、湿気を防ぎます。
  • ペンキまたは木材用の保護剤:デッキが長持ちするように、塗料や保護剤を塗布します。

ウッドデッキの作り方

それでは、実際にウッドデッキを作っていきましょう。基本的な手順を紹介しますので、ステップを一つずつクリアしていきましょう。

1. 計画と準備

まずはデッキの設計をします。自分の庭のサイズに合わせて、デッキの大きさや形を決めましょう。平面図を書いてみるとイメージが湧きやすいです。設計が終わったら、必要な材料と道具を準備します。

ウッドデッキを設置する場所が、土の上である場合は、まずは地面を平らにする作業が必要です。石や雑草などがある場合は取り除き、必要に応じて砂利を敷くと安定します。

2. 支持材(根太)の設置

デッキの土台となる部分です。木材を並べて、水平に支えるために「根太」を設置します。根太はデッキの幅に合わせて間隔を空けて配置します。通常、間隔は40〜60cm程度が目安です。

根太を配置する際には、水平をきちんと取ることが大切です。水平が取れていないと、デッキが傾いてしまうので、レベルを使ってしっかり確認しましょう。

3. デッキ材の設置

次に、デッキの床板となる「デッキ材」を並べます。まず、デッキ材を一番端から並べていき、間隔を一定に保ちながら次々とビスで固定していきます。デッキ材の間隔は、少し隙間を開けることで水はけが良くなりますし、木材の膨張・収縮にも対応できます。

ビスを打つ際は、木材を割らないように気をつけながら、適切な間隔で打ち込んでいきましょう。

4. 仕上げ

デッキの作業が終わったら、最後に防腐剤を塗布します。木材の表面に防腐剤を塗ることで、雨や湿気に強くなり、長期間使用できるようになります。特にデッキの床部分や端は劣化しやすいため、しっかり塗っておくと良いでしょう。

最後にペンキや木材用の保護剤を塗れば、デッキが完成です。

ウッドデッキの手入れ方法

ウッドデッキを作った後も、しっかりと手入れをすることで長持ちさせることができます。日常的な手入れと定期的なメンテナンスを心がけましょう。

日常的な手入れ

デッキを使った後は、落ち葉やゴミを取り除くようにしましょう。湿気がこもりやすいので、掃除をすることでカビや腐敗を防げます。水はけを良くするために、デッキの隙間に詰まったゴミや泥を取り除きましょう。

定期的なメンテナンス

1年に1回くらいの頻度で、防腐剤を再塗布することをおすすめします。特に日当たりの良い場所では木材が劣化しやすいので、保護剤の塗り直しを行うとより長持ちします。また、デッキのネジやビスが緩んでいないかも確認し、必要に応じて締め直しましょう。

木材は時間とともに色あせたり、ひび割れたりすることがあります。必要に応じて、木材用のオイルやワックスを塗ると、見た目も保たれます。

まとめ

庭にウッドデッキを作ることは、思った以上に手軽で楽しい作業です。自分の手で作り上げたデッキで、家族や友人とくつろいだり、バーベキューを楽しんだりするのは、格別の喜びがあります。必要な道具と材料をしっかり準備し、計画的に進めることで、素敵なウッドデッキが完成します。

また、完成後の手入れをしっかり行えば、長い間美しい状態を保つことができます。ぜひ、この機会に自分だけのウッドデッキを作って、庭での新しい楽しみ方を見つけてください。