六角レンチとは
六角レンチは細い棒の先が正六角形になっている工具のことです。
ボルトを締めたり緩めたりするときに使います。
呼び方が様々で六角棒スパナやヘキサゴンレンチといわれたりすることもありますがどれも同じものです。
家具の組み立ての際には六角レンチは使うことが多いので多くの家庭にあります。
組み立てるものによってボルトの穴の違いがあるため家具を買ったときについてくることも多いです。
六角レンチはボルトの穴に差し込む接触面が大きいのでボルトが壊れにくいという特徴があります。
マイナスドライバーやプラスドライバーよりもネジを回すときに壊れにくいです。
六角レンチの種類
六角レンチは穴のサイズによっていくつかの種類があります。
良く使われるのは3㎜と6㎜です。
この2つがセットになっているものを多く見かけます。
六角レンチにもドライバータイプやL字型タイプ、折り畳みタイプなどの種類がありますがどれも使う場面は同じです。
力の入れやすさや持ち運びのしやすさで形の違いがあります。
そのため自分が使う場面に応じて使いやすいものを選ぶようにしましょう。
六角レンチの使い方
六角レンチはボルトに対してサイズの合う工具を使っていきます。
L字型の場合には長いほうを差し込んで短いほうを持ち手にすると早回しができ作業が効率的です。
それに対して短いほうを差し込むと強い力で締めることができるので使う場面によって使い分けるようにしましょう。
先端が丸いタイプのものは六角レンチをボルトに対して斜めに差し込むようにします。
これは接触面が少ないのでトルクを破損しないようにするためです。
最終的な締め込みや緩める場面ではあまり使用しないほうが仕上がりがきれいになります。
六角レンチは力加減を調整しないとボルトだけでなくレンチが壊れる可能性もあるので気を付けましょう。
特にL字型レンチは上下に傾けたり軸を倒して回したりすると六角形の先端が壊れてしまいます。
レンチが壊れないようにするためにもトルクをかけすぎないようにしましょう。
レンチを締める際の目安はレンチが20ミリほどたわむくらいがちょうどいいです。
締め付けすぎても効果はありません。
ネジやボルトが入っていかない感覚がある場合には穴の中に何かが入っている可能性があるので一度外して穴の掃除をするようにしましょう。
ボルトが錆びて外れなくなったときには力を入れすぎて破損することがあります。
うまく作業するためには潤滑剤を使うと効果的です。
スプレーをナットとボルトにかけて10分ほど待ってから作業をするとうまく動かせるようになります。
もう一度締める時には潤滑剤をふき取ってから締めるようにしましょう。
ボルトが切れるのを防げるためです。